2016年9月26日月曜日

DIYで作り上げたベーガンマフィンの店@東京

日本にいる妹から、
ベーガンマフィンの店をオープンしたいと聞かされたのが
数か月前だった。


妹は私とちがって手先が器用で
美大に通っていたときは金工をやり
就職先は山の中のガラス工房で
吹きガラス職人をしていた。


祖父が木彫りの先生だったこともあり
木工や木彫りも得意。


なので、そういった工芸系の店なら
話は分かるのだが、
なぜ今頃、急にマフィン???


夢物語かと思っていたら
彼女は結構本気だったらしく
いきなり物件を借り、
店づくりを始めてしまった。


こちらがマフィン屋さんになる予定の物件。
東京新中野にある鍋屋横丁という商店街から
ちょっとわき道にそれたところにある。
辺鄙といえば辺鄙・・・笑





職人気質で
DIYが得意な彼女は
趣味と実益を兼ねて
内装はほとんど一人で手掛けたらしい。


こちらはカウンターを作っているところ。






出来上がったカウンター♪




最終的にはこんな感じに♪





トイレの壁の色は
メキシコをイメージして、自分で塗ったらしい。。。





そしてトイレに置かれたのは
なんとペルー北部の代表的な焼き物
「チュルカーナス」のお人形!
私がまだペルーにいたころ
彼女が遊びに来て、その時に買ったものだと思う。
懐かしい!




上の金工の看板も
下の木製の看板もすべて手作り。
久しぶりに金工をやったと、嬉しそうだった。。。





それ以外にもお店の中には懐かしいものがいっぱい!
長方形の鏡は
木彫の先生で20年前に他界した祖父の作品。





長火鉢は祖父の家にあったもの。
鏡もランプも祖父の作品



こちらの器は、南米で活躍する
日系ペルー人のカルロス・タナカという陶芸家の作品。
リマで彼の家を訪ねたときに買ったもの。





そして、開店後に送られてきたのが
この色紙の写真。





寝たきりになって病院に入っている92歳の祖母が
妹の店の開店祝いに書いてくれたという。

祖母は書道家で、何十年も弟子を取って教えてきたが
ここ一年ぐらいは衰弱し、筆を持つこともできなくなっていた。


でも、妹のためにと、頑張って書いてくれたらしい。


しかも、内容がかわいい・・・

「お菓子の好きなパリ娘
腰も掛けずにムシャムシャと
角の菓子やでボンジュール」


どうやら「お菓子と娘」というこの曲の歌詞らしい。






この歌は1929年に発表されたらしいから、
1925年生まれの祖母にとっては
幼いころの思い出の歌なのかもしれない。。。


祖母にとってパリは
家族旅行をした思い出の土地。

マフィン=お菓子屋!とひらめいて
思い出したのが、この歌だったのだろう。




私から見ると「家族博物館」?と思うぐらいに
家族の思い出が詰まったお店。


妹の想いにちょっと感動♪


他の仕事との兼ね合いで
現時点では
水曜日限定でしか営業できないらしいが


ほとんど宣伝もしていないのに
たくさんの方が来てくださり
午後早い時間に、完売!


売れ残ってたら買ってあげよう。。。と
心配した両親が閉店間際に行ったら
とっくに売り切れていて
取り越し苦労だったらしい。笑



私自身は、まだお店に行ったこともないし
食べたことも無いけど(笑)、


それこそ小学生のころから
お菓子作りにハマって
世界各国のお菓子を焼きまくってきた彼女のことだから
こだわりのマフィンなのだろうと思う。


今回彼女が目指すのは
ベーガンマフィンなので、
当然、卵、乳製品不使用。


グルテンフリーのマフィンも
砂糖ナシのお食事マフィンも作っているらしい。


材料もかなり厳選しているようだし
砂糖は極力使わずに
素材の甘みを引き出すようにしているらしいので
安心して食べられると思う。


姉馬鹿情報ですいませんが、

もし新中野に行くことがあれば
ぜひお立ち寄りになってみてください。


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NY Muffin   (エヌ・ワイ・マフィン)

営業日:毎週水曜日  12:00~18:00
東京都中野区本町4-29-3 1階
http://nymuffin.net/
shop@nymuffin.net
Instagram: nymuffin

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