2017年2月3日金曜日

ビーチエリアで欠かせないガス


トゥルムのビーチエリアというのは
陸の孤島のようになっています。

つまりライフラインが全然ないんですね。

水道なし。
電気なし。
ガスなし。
下水ももちろんありません。


なので、
シャワーなどに使う水は
タンクローリーから購入し
電気は、ガソリンやディーゼルを使って
自分たちで発電し
下水は、バキュームカーに来てもらい

そしてガスはタンクを買うわけです。





実際のところ
ガスは
日本のようにどこでもガス管が通っているわけではなく
トゥルムの街ですら
ガス管はありません。

なので、どこの家も
このガスのタンクを買って
無くなると補充してもらうわけですね。

ガスはたいていの場合
料理するためのガス台と
シャワーをお湯にするための湯沸かし器に
使われます。

でも、お湯のシャワーを使っている現地のメキシコ人など
ほとんどいませんので
たいていは、料理用です。


そしてこのタンクは
こういうトラックが回収に来て
ガスを詰めなおして
また持ってきてくれます。




ガス会社には
大きなところで
ガス・インペリアルと
セタガスという二種類があって


シャンバラではセタガスを使っていました。


が、しかし。。。。
最近問題が発覚!


今までだったら1週間使えていたガスタンクが
なんと4日しかもたないようになってしまったのです。

何が起きているかというと
メキシコのガソリン公社が民営化されるにあたり
燃料の値段がのきなみ値上がりしたのです。

ガスも同様。

今まで30リットルのガスのタンクが
424ペソだったのに
いきなり529ペソになったのです。
105ペソも一気に値上がり!!

それはあんまりです!!

この値上がりによって
一度に30リットルのガス補充を頼めない家庭が続出。。。

したがって、ガス屋さんが
30リットルのタンクのうち半分だけを補充して
半額で提供するっていうのを始めたわけです。




うちのタンクは半分にしてほしくはないのですが
どうやら半分補充で届いていたらしいんですね。。。
お金は30リットル分払ってるのに。。。


というわけで
今、ガス会社を変えようと試行錯誤中。


オーナーは
タンクをいちいち買うのは面倒だから
大きなガスステーションを作って
ガスをそれぞれの湯沸かし器やガス台に配給できるように
ガス管配管をやる!!と言い出しました。

それは非常にいいことですけれど
やはりそれなりの許可を得ないといけないらしいです。

ガスタンクをいくつも持っているだけなら問題ないらしいんですが

大きなガスステーションをつくって
そこにガスを溜めておくとなると
大がかりな設備になりますし
万が一火事をだしたりしたら
それこそ、ガスステーション自体が
巨大な爆弾になってしまいます。


というわけで
オーナー悩み中。。。


一つ一つのガスタンクを
一つ一つの湯沸かし器につないでいる状態だと
いつガスがなくなるか
常にチェックしてないといけないし、
変えるときも、重たいタンクをもってホテル中歩かなくちゃいけないので
大変。。。


もし、ガスステーションになったら
すっごく便利だろうな~と思いますが
まだまだ先の話になりそうです。


去年は、
ものすごく大きな発電機を投入して
設備投資したばかりなので

すぐにとはいかないでしょうけれど
少しずつ少しずつ、
文明化が進んでいるシャンバラです。





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