2017年4月21日金曜日

メキシコシティ&プエブラの旅8:巨大ピラミッド@チョルーラ

もともとプエブラは日帰りする予定だったのですが
友達が、Cholula チョルーラに行こう!!!と言うので
結局、プエブラの街に
一泊することになりました。

プエブラの街の中心地には
古いコロニアル時代の建物風のホテルがたくさんあり
駐車場があるホテルも結構あります。

今回は車があったので
駐車場付きの中流ホテルにそこに宿泊し
翌朝、隣町のチョルーラに向かいました。

ホテルは、前日になってAirbnbで探したところで
他に選択肢がなかったので、
ホテル・サン・ペドロと言うところにしましたが
正直申し上げて、オススメはしません。
雰囲気は悪くないんですが
まあ設備が古いのと、壁が薄いのとで
あんまり快適ではなかったからです。

チョルーラは、プエブラから30分ほど車で走ったところにある
小さな街で、メキシコ最大のピラミッドがあること
そして、たくさんの教会があることで有名です。

一般的には、チョルーラには365の教会があって
1年間、毎日違う教会を訪れることができる。。。と言われています。

教会がいたるところにって
いつ訪れても、どこかでその教会の守護聖人の祭りをやっている。。。と言うのは
本当らしいですが
365個と言うのは、ちょっと大げさな宣伝文句だと言うことでした。

日本でいうと京都みたいなイメージなのでしょうか。。。。
古い街並みの中、お寺がたくさん点在している感じ。。。

そんな風に、チョルーラで街を探索すると
たくさんの教会を見ることができます。

でも、チョルーラでもっとも有名な教会といえば
先スペイン期に作られたピラミッドの上に建てられた教会です。

名前が長いですが
Iglesia de Nuestra señora de los remedios
ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロス・レメディオス教会となります。



山の上に見える黄色い教会がそれです!

そして、この山が
実はピラミッドなのです!!!!!!


ピラミッドから見ても、教会から見ても
どちらでもいいのですが
遺跡入口のおじさんのオススメは
ピラミッドを先に見て、
そのあと教会に登ることでしたので
そのようにいたしました。

道順としては
確かにいい感じ!

チョルーラの巨大ピラミッドは
ピラミッドの1辺が、400メートルもあり、
元々の高さは65メートルあったと言われます。
ティオティワカンの太陽の神殿の一辺が
225メートルですから
その巨大さがお分かりになるかと思います。
高さは、139メートルを誇るエジプトのギザのピラミッドには負けますが
底辺の大きさと容積においては
世界一と言ってもいいピラミッドなのです!!

チョルーラのピラミッドのほとんどが
土の中に埋もれているため
全景を知るには
博物館の模型しかありません。

こんな感じだったらしいです。



チョルーラのピラミッドの周りには
二つの博物館があり
この模型がある博物館は
古くて小さい方です。。。
建物はこんな感じ。



もちろん、このピラミッドは
最初からこの大きさだった訳ではありません。

考古学者の調査によれば
なんと7回もの増築が行われ、
ピラミッドの上にピラミッドが被せられるような形で
どんどん大きくなり、
この巨大なピラミッドになったのだそうです。

実際のところ、このピラミッドが一体いつから建設され始めたのかは
わかっていないらしいですが
少なくとも紀元前300年ごろには始まっていたのではないかと
言われています。

エルナン・コルテスを始めとするスペイン人が
この地にやってきた1519年、
チョルーラは、アステカ帝国の中の一つの都市として
発展していたそうです。
しかしながら、スペイン人たちは無抵抗の人々を大量虐殺し
この地を占領しました。
犠牲者は3000人にのぼったと言われます。

そしてスペイン人たちは
たくさんの教会を建てたという訳です。
もちろん、ピラミッドの上にも。。。

遺跡入口を入りますと
すぐにこの光景が見えます。
草の中に埋もれているピラミッドの側面が
見えますでしょうか?



山の上に教会が見えます。
掘り起こされて修復されている場所は
ほんのわずかですが
その巨大さが伺えます。



こちらがもっとも広く発掘されている場所。
儀礼用の祭壇などが発見されています。



週末の夜にはここでライトアップショーが行われるそうです。



こちらは、もっとも修復が進んでいる一辺。
ティオティワカンのピラミッドに似ていますよね。



綺麗に修復してあるピラミッドを最後に見て
遺跡の見学は終わりです。

出口を出たあとは
坂道をのぼって
教会へと進みます。



教会はこんな感じ。



上からの眺めはこんな感じ♪



天気は良かったのですが
ポポカテペトル山と
イシュタクシワトル山は見えませんでした。
スモッグのせいですかね。。。



こちらが、山の上の教会の入口。
思ったよりも小さな教会でしたが
眺めは最高です!



実は、このピラミッドには
1971年に行われた発掘調査に使われた
トンネルがあり
それが有名です。
10キロにも及ぶトンネルで
一般には300メートルほど開放されています。

が、しかし!
このトンネルが崩れる事故があり
現在修復中で
残念ながら、トンネルの中に入ることはできませんでした。

ピラミッドの模型がある博物館のちょうど目の前が
そのトンネルの入り口なんですが
完全に閉まっておりました。。。。

ピラミッドの内部には
カラフルな壁画も残されているそうですが
それが見られるような場所まで行くのは
普通の観光客では難しそうです。。。

ちなみに壁画のレプリカは
メキシコシティの国立人類学博物館にあるそうです。


それから、このピラミッドには
とっても新しいもう一つの博物館があり
火山のこととか文化のこととか
様々な展示がされています。
入場無料ですので
興味があれば、そちらもご覧になって見てください。
真っ白な建物で
中にはレストランやお土産物ショップまであります。

中の写真を撮るのをすっかり忘れましたが
こちらが新しい博物館の外観です。
山の裾野に広がる白い建物群が
全て博物館の敷地になります。



トンネルは残念でしたが
ピラミッドは、たとえ壁面だけでも面白かったですし
山の上からの景色は最高でした♪

修学旅行の子供達もたくさん来ていて
とても賑やかでした。




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